クリエイターNo.07
かすみ さん
プロフィール・経歴
ボディポジティブ、LGBTQIA+、フェミニズムなどをテーマに作品制作をしています。 あらゆるマイノリティへの差別や偏見が無くなることを目指しています。 去年、Twitterで4コマ漫画として「ぽちゃみ」を制作し、現在はブラッシュアップ中。
かすみさんの活動 webサイト・SNSアカウント
- Twitter/https://twitter.com/ohayoyatsu
かすみさんへインタビュー
今の創作活動の目的は何でしょうか?
「ぽちゃみ」を書籍にすることが夢です。
漫画を描き始めたのはいつ頃ですか?
小学校5年生の頃、オリジナル漫画を描き友達と見せ合っていました。 有名漫画の設定をそのまま使ったり構図を似せたりと無茶苦茶でしたが、とても楽しかったです。
好きな作品は何でしょうか?
自分で漫画を買う機会がなかったので、親戚から借りたり、漫画がおいてあるお店でちまちま読み進めていました。奇面組、うしおととら、じゃりんこチエ、北斗の拳……など、ラインナップが古めです笑
尊敬する漫画家さんは誰でしょうか?
藤田和日郎さん、中村明日美子さん、入江亜季さんの絵を、自分なりに落とし込もうとしていました。流れるような、勢いのある線が好きです。
「作りたい女と食べたい女」のゆざきさかおみさんは、作品コンセプトだけでなく、作者自身の社会人としての姿勢を示すところを尊敬しています。
漫画の書き方はどこから勉強しましたか?
アナログ作業が主流だった頃は、経済的、情報的に遅れをとっていて、本格的な作業はしたことがありません。
中学生くらいから手がきブログというサイトでチマチマまんがのようなモノを描き続けていました。ストーリーを形にして発表する楽しさは、そこから学んだと思います。
作画はデジタルとアナログどちらでしょうか?
デジタルです。
使用されているソフトは何でしょうか?
iPadでClipStudioを使って描いています。私の場合、アナログの漫画用ツールを買い揃え維持していくのは難しいので、デジタルは重宝しています。
制作においてこだわりのアイテムはありますか?
スマートなペンより、ザリザリした書き味のペンや、カリグラフィーなど線の強弱が激しいものが大好きです。
自分の作品で注目してもらいたいポイントは何でしょうか?
第一にコンセプトです。特にぽちゃみはボディポジティブやミソジニーの話なので、そこが1番伝わるように、絵柄やセリフ運び、展開なども含めて注意深く構成しています。
伝えたい部分を的確に伝えるのは大変ですよね…
作品が生まれたきっかけを教えてください。
「ぽちゃみ」は、ボディポジティブ、ボディシェイミング、ルッキズムの問題を多くの人に知ってもらう、同じ状況にいる人を手助けする作品として、簡単な骨組みだけ決めて勢いに任せて描き始めました。
ご自身の作品でお気に入りのキャラは誰でしょうか?
「ぽちゃみ」に関しては、全員思い入れがあります。全員好きなので、全員目立たせたい…それだと話が進まない……ところが悩ましいですね
今まで漫画で一番苦労されたことは何でしょう?
今まで漫画家を目指して努力したことがなく、大きなアクションのない個人の楽しみだったため、クオリティの低さに途中で投げ出したくなることもありました。
ありがたいことに、たくさんの方から感想を頂いたので、とにかく最後まで描く、という熱は消えませんでした。
感想や応援の言葉は力になりますよね!
作品が完成するまでにどのくらいの時間がかかりますか?
体調やエネルギーが良い日が続けば、その勢いで短期間で終わらせることができますが、プロット、ネームの作業が1番長くかかります。
漫画作業に疲れた時のリフレッシュ方法はありますか?
漫画作業はデジタルなので、液晶を眺めるのをやめて、刺繍をしたり、散歩をしたり、友人と話したり、アナログの絵を描くとリフレッシュになります。
将来の目標を教えて下さい!
これからも自分のコンセプトを大切に、学ぶ姿勢を崩さない。できるだけ誠実な表現と態度を心がける
ご回答ありがとうございました!
最後に何か一言お願いします!
漫画や作品をみて、応援してくれるかた、本当にありがとうございます。
受け手として作品を読んでくれる、見てくれる方がいてはじめて、私の漫画は成立します。
これから何が起こり、世の中がどう変わっていくかはわかりませんが、世の中が良い方向に進む、ささいなきっかけの1つになるため頑張ります。
かすみさんの作品が大好きで、楽しみです!元気が出るし、尊敬してます。キャラもストーリーも魅力的です。辛い世界でも生きていこう、そんな世界を変えていこう、居場所はあるとポジティブな気持ちになれます。
ぽちゃみの更新がTLに流れてくるのを毎回楽しみにしていた1人です。
かすみさんの作品は、スポットライトに当たることがなかった自分にも勇気を与えてくれるようでした。ミソジニーを描いていくのにはつらいこともあると思いますが、ずっと応援しています。