チアコミちゃん

こんにちは!
漫画を描いている人を全力応援!「チアコミ!」です!

これから漫画を描きたいと思っている方に質問です。
「背景」の作業について、こんなイメージはありませんか?

  • 「細かい背景って描くのが面倒で挫折しそう…」
  • 「パースを理解するのとか難しいんじゃ…?」
  • 「色んな角度から描けるようになれるか不安…」

など…
実際、漫画の背景作業って様々なハードルがあります。
中には背景が描けないからと漫画創作を諦める人もいらっしゃるとか…

でも、
そんなのもったいない!😣

今回は、漫画を描くのが楽しくなる
『チアコミ流・背景作成のノウハウ』を伝授したいと思います!

この内容は初心者向けの内容になっておりますが、
今漫画を描いているという方にも作業の手助けになるような情報を紹介しているので
ぜひ最後まで読んでみてください!

背景を描くのって面倒?

「背景」…それは漫画・イラストを構成する大事な要素の一つ。

背景が一切無ければ情報量が少なく、なんともスカスカな印象になってしまいますよね。

とはいえ…
正直「キャラクターだけ描いていたい!」という方、
結構多いと思います。
描きたいものだけ描いて素敵な作品にしたい、と思うのは甘い考えなのでしょうか…?

ご安心を!
そんな方のために、おすすめの方法をこれからご紹介していきますよ!

STEP1 それっぽく描いてみよう!

一口に「背景を描く」と言っても、
必ずしも風景を描き込まなければいけないという訳ではありません

強調したいコマであれば集中線を描いたり、
ネガティブな心理描写であればドロドロとした模様を描いたり。
図形や模様を描くだけで情報量が上がり、見栄えを良くすることができます。

極論、”それっぽいもの”を配置するだけで大丈夫!

簡単に描ける”それっぽいもの”は色々あります。
例えば「白丸」
まず背景を単色で塗り、キャラクターの周りに白丸を配置するだけなのですが…

それっぽいでしょ
これは4コマ漫画などでよく用いられている手法で、見せたいキャラクターを簡単に強調することができます。

おすすめ素材

漫画創作をデジタルで行いたい場合は、
多くのプロ作家も愛用しているCLIP STUDIOというソフトが多機能でオススメです!

このソフトで利用できる素材は
CLIP STUDIO ASSETSというサイトからダウンロードする事ができるのですが、
その中でも「それっぽい」背景を描くのに便利なのものをいくつかご紹介します!

シンプル余白埋めブラシ by 27pt

https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1824552

こちらは幾何学模様で余白を埋めることができるブラシ。
とりあえず模様を配置してみるのは「それっぽい」背景の基本!

背景が描いてある風にするペン by ch1sa66

https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1750865

こちらは、背景に天井の線やドアの縁「っぽいもの」を描くことができるブラシ。
複数の線があるだけで「部屋がある」と脳内で補完してしまうのって面白いですよね!

いずれも大きいコマで使うより、
小さいコマの隙間埋めや四コマ漫画の背景表現にオススメです!

STEP2 画像素材を使ってみよう!

それでは、
大きいコマや風景・建造物をメインで見せるコマの場合はどうすればいいのでしょうか?

簡単な解決方法は画像素材を使うことです。

素材サイトを利用する

画像素材はフリー素材サイトから取得すると便利です。
フリー素材サイトは何と言っても無料で素材を入手できるのが強み。
ダウンロードした素材は「規約の範囲内で自由に使用できる」としているサイトが多いので、
背景としてそのまま使用するのも良いですし、自分の作品に合わせて加工するのも良いですね!

ただしサイトによっては「個人使用のみ、商用使用は禁止」という所もあるので、
利用規約はしっかり確認しましょう!

今回はチアコミ的おすすめサイトをいくつかご紹介します!

イラストAC

https://www.ac-illust.com/

【フリー素材】 みんちりえ 【背景イラスト配布サイト】

https://min-chi.material.jp/

無料イラスト【素材Good】

https://sozai-good.com/

自分で写真を撮る

サイトの素材だけだと構図が限られていたり、そもそも欲しいロケーションの素材が無いということも考えられますよね。
そんな時には自分で風景の写真を撮るのも一つの手!
自分で撮る分には構図なども自由に選べますし、著作権が撮影者に帰属するので商用利用も可能です。

なお、人物写真の場合は被写体の肖像権が発生するので注意が必要です。
また建築物の写真については、著作権的には問題が無くても
写っている建築物の所有者が写真の商用利用を禁じている場合があります。
創作性の高い建築物(アート作品など)や店舗ロゴなどが入っている場合も、
そのまま使用するのはトラブルの元になるので控えたほうがベターでしょう。
いずれにせよセーフかアウトかの判定は写真の使用法によってケースバイケースなので、しっかり調べることが大事です!

STEP3 3D素材を使ってみよう!

しかし、
「わざわざ撮りに出かけるのも面倒…」
「空からの視点など、直接撮るのが難しい構図も欲しい!」

という方もいらっしゃると思います。

そこでおすすめしたいのが「3D素材」
3D素材の利点はソフト内でカメラワークを自由に変更できる事。
フリー素材ではなかなか見つからないようなダイナミックなアングルの背景も自在に設定できちゃうんです。

先述したCLIP STUDIO ASSETSでは、
クリップスタジオで使用できる多数の3D素材も配布・販売されています。
ClipStudioOfficialが提供している無料素材だけでも、洋室室内や学校、お城の内部などなど…
様々なシチュエーションに対応できるんです!

お城などのファンタジーな舞台は取材の難易度も高いですし、
そういうロケーションも自由に操作できるのは3D素材の強みですね!

ちなみに3D素材の操作についてはCLIPSTUDIO公式でも解説されていますので、一度見てみると分かりやすいですよ!

3D素材の基本的な使い方

https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/5814

また、上位版であるClipStudioEXには
3Dモデルを線画とトーンに変換する機能があるので、
作業の手間を大幅に削減できちゃいます!

STEP4 3D素材を作ってみよう!

「3D素材は便利だけど、もっとオリジナリティを出したい!」
「望んでいるロケーションの素材が無い!」

そんな方は、
いっそ自分で3D素材を作ってみる、というのはいかがでしょうか!

こちらに関しては後日、特集した記事を公開する予定なのでお楽しみに!

最後に

参考になりましたでしょうか!

時代が進み、ご紹介したような便利なツールが次々に登場したおかげで
「キャラを描くのは好きだけど風景は描けないし…」という方でも
気軽に作品を生み出せるようになった現代。

もちろん自分で描けるに越したことはありませんが、
"初めの一歩を踏み出しやすくなった"ことに大きな意味があると思っています。
この記事があなたの創作の手助けになれれば幸いです!

チアコミちゃん

そして、作品が完成したら
ぜひチアコミでもご紹介させてくださいね!

それでは!
良い漫画ライフを!🖐✨

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